大阪・関西万博で大人気の公式キャラクター「ミャクミャク」の大型ぬいぐるみがしゃべりかけてくるコーナーが19日、万博会場内のフューチャーライフヴィレッジにできた。
- 「最初は気持ち悪かった」のにどうして? ミャクミャク愛好家増殖中
人が近づくと、「想像以上が万博だー」「大屋根リングから見る景色、きれいだろうな、見てみたいな」と話し出す。首相官邸の入り口ホールにも同じようにしゃべりかけるミャクミャクがいて、石破茂首相が声をかけたり、手を振ったりする様子が話題になった。
ぬいぐるみは、高さ約1メートル。オープン初日にさっそく両親とミャクミャクに会いに来た大阪市の小学6年、山下陽茉莉(ひまり)さんと小学3年、湊大(そうた)さんの姉弟に向けて、ミャクミャクは「しっぽも見てね」「きょうは暑いなあ」としゃべりかけてきた。
2人は喜んだが、戸惑ったのは、ミャクミャクが一方的にしゃべり、話しかけた言葉に反応しないこと。陽茉莉さんは「かわいいけど、話がかみ合わない」、母親も「一方的に言われてたね」と笑った。
ぬいぐるみの前にいる人の動きを読み取って、その動きに合わせたセリフを流す仕組み。しゃべりかけてはくれるが、言葉を聞き取る機能はなく、やりとりはできない。
ミャクミャクの前で、スマートフォンやカメラを構えると、「ピース」「かわいく撮ってね」「照れちゃうな」。手を振ると、「来てくれてありがとう」「気を付けて帰ってね」などとしゃべる。
セリフはほかにも、「全部のいのちとワクワクする未来へ」「大屋根リングは世界最大の木造建築として、ギネス世界記録に認定されてるんだよ」など全部で25種類ある。
しゃべるミャクミャクに会えるのは午前10時~午後9時。予約不要だが、午前10時、午後1時、同4時30分に、先着順で整理券を入手する必要がある。